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古民家再生

2014/12/26

皆様お疲れ様です。

アクセルです。

12月はボクの誕生日、クリスマス、大晦日からのお正月と、イベントごとが目白押しで、小さいころから一年で一番好きな月です。
最近は寒い日が続いていますが、インフルエンザという流行には乗りたくないですね。

ご無沙汰していましたが、ここ最近のお仕事の紹介です。

今回のお客様は、空き家に関する無料相談会に来られたお客様です。
このお客様”I様”は何年か前までは高松市郊外の築100年超のお家に住んでいましたが、お歳を召したこともあり今はマンションに越されていて、相続先も無くこのお家を売却したいとのこと。



I様はここに住んでいたときはもちろん、引越しをされてからも出来るだけの手入れをしていました。よくある何年も放置プレイ状態の空き家と違い、まだ現役の古民家です。
しかし、いい状態とはいえ、さすがに築100年越なので、劣化もしています。
お家の最低限の修繕、お家の前の私有地の侵入路と駐車場の整備をし、次の所有者の方に引き渡すお手伝いです。


今回一番時間が掛かったのが、進入路と駐車場の整備です。工事自体は小さな造成工事なので3週間ほどの期間ですが、I様の意向で進入路が狭いため、I様所有の進入路とお隣のM様所有の畑とを交換して拡張をする必要が有りました。
測量から始まり、分筆登記をしていくのにお互い納得のいくようにしなければなりません。
モノが相手ではなくヒトが相手となり、第三者やそれぞれのプロの方たちを交えて何度も協議をする必要があるので、時間が掛かっても当然のこと。

無事話もまとまり、作業開始!


給水間引込移設工事

石積み、庭木撤去工事

造成工事


古民家再生とかリノベーションって聞くと、聞こえが良く一般的にはおしゃれな古民家カフェなんかを連想してしまいがちです。確かに再利用していくには古いものにしかないデザインだったり、雰囲気を活かして活用していくことも大事ですが、古いものには長い歴史があります。時には問題が発生したりもしますが、もし問題が発生しても受け止めることから始まり、無理やり修正するのではなく上手に付き合いながら必要なことだけを修正することが大切だということを今回は再認識でき、とても勉強になった仕事でした。


お家の中の様子と完了後の様子です。


まだまだこの家には長生きして欲しいです。

ありがとうございます。

これからも高松市 株式会社アクセルをよろしくお願いします。


皆様、お疲れ様です。

アクセルです。

今日からゴールデンウィーク。皆様はどうお過しでしょうか?
計画通りに遊びに行くのも良いですが、今年は無計画に中四国をフラフラしてみようと思っています。

さて今回は、冬に徳島県三好市東祖谷にある”ちいおりトラスト”に訪れたときの写真。
”ちいおりトラスト”はアレックス・カーっていうアメリカ人が日本の美しい田舎風景を残していきたいという想いから、古民家や風習の保存に取り組んでいる団体。


四国のほぼ中心に位置する祖谷は、高松から車で約2時間ほどのところ
日本のチベットといわれるのもうなずけます。


四国ならではの急勾配な山間部


到着しました。”ちいおりトラスト”



とてもステキな空間!
こんなところで生活してみたいなぁって憧れちゃいます。
しかし実生活や今の住宅事情と合わせて考えてみると、古民家は憧れではあるけど、住宅のスペックにかなりの隔たりがあります。
実際、チイオリでも木製建具をペアガラスにしたり、床暖房をしたりしていました。メンテナンスも常に必要ですし、改修費にも多額の費用がかかるでしょう。
その反面、家を生き物と捉えて一緒に生活をしていくという、心の温かさや気持ちや時間のゆとり、今の日本人が一番考え直さなければならないことのひとつがココにはありました。

このGW、ぼくみたいにフラフラ無計画に遊びに行く方は見に行かれてはいかがでしょう?


http://miyoshicity-kankokyokai.or.jp/nature/chiiori-trust